『ベテランの味がいい。』
Randy Newmanの新作を聴くと何かホッとした気分にさせてくれる。
日々走りながら生活する私たちも時には立ち止まり、世界と自分の周りを見渡し、何が起きているか理解することの大切さを渋い歌声で伝えてくれているようだ。
このアルバムを聴くと、単なるコマーシャリズムだけの音楽だけでなく、このような味わい深い作品も受け入れられるアメリカという国はやっぱり懐が深いと痛感させられる。
一曲一曲が語りかけてくれる、そんな素晴らしい作品だ。
ジャズ風なアレンジ、カントリー風にブルースあらゆるアメリカ音楽を素地として、渋く歌い上げる世界はかなりいい感じである。