『クリスマスを過ぎても。』
これが、クリスマスアルバムです。
また、寒い「冬」を表現しきったアルバムです。
これ一枚あれば他(のクリスマスアルバム)は捨ててもよいと思えるくらい。
まったく奇をてらわず、ストレートで美しいハーモニー。それは、
ジャケットのアートワークともがみごとに一致しています。
クリスマスアルバムとしてもアカペラアルバムとしても
原点となる一枚です。
マンハッタン・トランスファーが80年代に録音したアカペラの曲は
リーダーで編曲者のGene Puerlingによるものです。
じっさい彼らのクリスマスアルバムでも、First Callなどアカペラを得意とする
グループもそのPuerling氏編曲そのままで録音したものがあります。
すこし変な聴き方かもしれませんが、いかにもクリスマスと思われる曲を
プログラムからはずせば、長い冬のBGMにもなり得ます。
これなくして、冬をどう過ごせばよいのでしょうか。