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Miles in the Sky

『エレクトリックへの入口』
1968年1月16日・5月15・16・17日ニューヨークで録音。
サックス奏者としてだけでなく作編曲に素晴らしい才能を持っていたショーターの加入はマイルスが自身のアルバムで自身の曲を演奏するのではなく、メンバーの曲を演奏するという選択をさせるようになっていた。簡単にショーター加入後のアルバムを列記してみると、
1965年1月『E.S.P.』
1966年10月『マイルス・スマイルズ』
1967年5月『ソーサラー』
1967年6月・7月『ネフェルティティ』→ここで、ジョン・コルトレーン死去
1968年1月・5月『マイルス・イン・ザ・スカイ』
1968年1月・9月『キリマンジャロの娘』
1969年2月『イン・ア・サイレント・ウエイ』
と繋がっていく。
『E.S.P.』では4曲作曲していたマイルスは『マイルス・スマイルズ』では1曲になり、1967年5月『ソーサラー』と1967年6月・7月『ネフェルティティ』ではついに0となっている。メンバーの成長によりメンバーの曲を演奏しながら、実はマイルスの奥底には1967年に登場したジミ・ヘンドリックスに強いインパクトを受け、ファンクとエレクトリックへの止めようのない芽が目覚めていたと僕は見る。
それがついに爆発しだしたのが本作『マイルス・イン・ザ・スカイ』である。ここで久々にマイルスは自作の曲を演奏している。そして1の『スタッフ』からリズムはロック・ビートになっているのだ。ウェイン・ショーターの書くモーダルな手法は彼の作である2『パラフェルナリア』等に現れているが以降のアルバムでは減衰の一途を辿る。そしてこの曲ではジョージ・ベンソンがギターで参加している。このギタリストの参加というのが完全にマイルスの以後のベクトルを指し示していると僕は思う。

真のミュージシャンは心に目覚めた気持ちを隠し通すことは出来ない。ファンクとエレクトリックへの止めようのない芽はマイルスの中で急速に巨大化していく。

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